転職でよく利用するサービスとして、転職サイトと転職エージェントがあります。
どちらか一方の利用でいいの?と疑問に思われているかもしれません。
それぞれのサービスを活用することでのメリットが異なるので、特徴を知った上で効果的に利用していきましょう。
実際に、転職サイトも転職エージェントも利用した実体験を踏まえて活用方法や注意点を紹介できればと思っています。
contents
転職サイトと転職エージェントを併用するメリット
転職サイトと転職エージェントのサービスの利用の違いやメリットについて紹介していきます。
違いの部分は大きく分けて2つあり、「求人面」と「転職活動のサポート面」です。
求人面での違い
応募求人の質や量は、転職先決定までに大きく関わることです。
それぞれの特徴を知って応募していきましょう。
転職サイトのメリット
- 自分の希望職種や希望条件で求人探しができ、WEB上もしくは応募書類を送ることで応募できる
- 転職する業界が決まっていない場合でも福利厚生や細かい条件面で絞り、求人を検索することができる
転職エージェントのメリット
- 転職サイトにはない転職エージェントだけが持っている求人(非公開求人)の紹介を受けることができる
- 希望職種の求人をたくさん紹介してもらうことができる
転職サイトは自分で選ぶ求人に対して、転職エージェントは、転職サイトには掲載されていない(自分で探せない)求人を紹介してもらうことが可能です。
どちらか一方の求人に偏って応募するのではなく、両方のサービスを利用するほうが視野を広げて自分に合った会社を選ぶことができます。
サポート面での違い
転職サポートは転職エージェントだけのように考えられますが、実は違います。
それぞれどんな転職サポートが受けられるのか見ていきましょう。
転職サイトのメリット
- サイト内でざっくりとした転職活動の流れや転職活動の方法を知ることができる
- 履歴書や職務経歴書の作成事例を見ることができる
- 自己分析ツールを活用することができる
リクナビNEXTのグッドポイント診断なら、30分で自分の気づかなかった強みを知ることができておすすめです。
転職エージェントのメリット
- 転職をするかしないか迷っている時でも、面談を受けてアドバイスをもらうことができる
- 自分の強みを理解した上で、作成した書類を見てアドバイスを受けることができる
- 求人への応募の際、担当アドバイザーから推薦状を書いてもらうことで企業に推薦してもらえる
- 企業との面接日程を代理で調整してくれるため、電話やメールのやりとりが省ける
- 面接対策を受けることができる
- 面接で落ちてしまったときに、企業側の理由を教えてくれる
- 福利厚生面の質問を直接企業へ聞いてくれたり、企業への年収交渉に応じてくれる
転職サイトは転職活動の全体の流れを知れたり、自己分析ツールを気軽に活用することができるので本格的に転職活動を始める前から利用がおすすめです。
一方で転職エージェントは、求人紹介を受けて具体的な転職活動を進めるために活用しやすいサービスです。
関連記事:キャリアコンサルタントが選ぶ「おすすめの転職エージェント」
転職サイトと転職エージェントの併用の始め方【3つのステップ】
転職サイトも転職エージェントも併用をおすすめる理由は、それぞれの不足部分を補えるからです。
ここでは、実際に併用する方法について紹介していきます。
まずは転職サイトに登録して、転職準備を始めてみる
気軽に登録をして求人を検索することができる転職サイトは、本格的に転職活動を始める前から登録しておくことが大事です。
気になる求人があったらすぐに応募できるので、転職を考えている人は職務経歴や自己PRを入力しておきましょう。
転職者の8割が利用しているリクナビNEXTなら、多くの求人に触れることができるため最初に登録する転職サイトとしておすすめです。
転職エージェントへの登録後、面談で具体的な転職スケジュールを決める
リクルートエージェントに登録すると、早ければ当日にメールもしくは電話で連絡がきます。
サービスの利用にはまず面談が必須なので、仕事で忙しい場合には「予定を合わせるには大変そう」と感じる人もいるかもしれません。
しかし面談に行くことのメリットは、2つあります。
1つ目は転職をしようか迷っている際に、カウンセリング(面談)を受けて自分が今後どんな方向性で転職を目指していきたいのかを早い段階で整理できるからです。
2つ目は転職活動をスタートさせたいけど、何をしたらいいかわからない人にとっては、転職時期を明確にして具体的な転職活動のスケジュールが立てられることがメリットといえるでしょう。
転職をスタートさせる場合には、面談後に希望業種の求人を紹介してくれるので、すぐに気になる求人に応募することができますよ!
転職サイトと転職エージェント両方から気になる求人に応募してみる
転職エージェントで紹介される求人以外にも、転職サイトで気になった求人があればすすんで応募してみましょう。
転職エージェントを利用していても、転職サイトの求人で転職が決まったという人も少なくありません。
ただし、転職サイトで応募したい求人を見つけた場合には、利用している転職エージェントでも同じ求人が扱われていないか、聞いてみるのもいいでしょう。
転職エージェントから応募すると推薦状を添えてくれるので、書類選考に通りやすい場合があります。
転職エージェントを利用する目的
転職活動を有利に進めるためには、自分にとって必要なサポートを自分で選ぶことが大切です。
転職エージェントを利用することのメリットを知ることで、自分に合った方法で活用していきましょう。
自分のキャリアプランを立てるため
あなたはこのように考えていませんか?
- 仕事を辞めた(い)けど、自分にはどんな仕事が向いているか分からない
- 方向性に迷っている
- 自分の強みが分からない
転職エージェントでは、無料でキャリア相談をすることができます。
転職をしたいけど自分の強みがわからなくて困っている人は、プロの目線からのアドバイスを参考にして方向性を決めるのもいいかもしれません。
書類選考の通過率を上げるため
気に入った求人に応募しても、WEBエントリーの時点で選考が通らない経験をした方もいるのではないでしょうか?
転職エージェントは、提出した履歴書や職務経歴書を添削してくれるので、プロの目から見たあなたの良さをどう書類に落とし込めばいいか一緒に考えてくれます。
目指したい職種に必要なスキルや経験のアピールの仕方など、具体的なアドバイスをもらうことで書類選考の対策を立てていきましょう。
自分の強みを見つめる上で利用してよかった転職エージェントは、dodaエージェントサービスでした。
自分に合った求人を見つけるため
転職エージェントは、あなたの希望条件を聞いてくれた上で、求人の紹介をメールで定期的に送ってくれます。
転職エージェントから1度に紹介してもらえる求人が15社ほどあるとすると、その中から自分が気に入った求人を見つけることができ、応募方法も簡単です。
リクルートエージェントでは応募したい求人がある場合は、マイページから「応募する」というボタンをクリックするだけで書類選考への応募が完了です。
その後、当初提出しておいた履歴書と職務経歴書を転職エージェントが応募企業に代理で提出してくれるので、書類選考の通過を待つだけで済みます。
仕事が忙しい人でも、事前に希望する職種や条件を伝えておくことで、興味のある求人を見つけることが可能です。
関連記事:キャリアコンサルタントが選ぶ「おすすめの転職エージェント」
面接対策を万全にするため
転職エージェントでは、過去の求職者から集めた情報があるので、質問履歴を参考に面接の対策を行うことができます。
応募企業で必ず聞かれる質問や、面接を受ける際には押さえておいたほうがいいポイントなど、メールなどを通してアドバイスしてくれますよ。
転職活動へのモチベーションを保つため
一般的に転職活動は平均して3ヶ月かかるといわれているため、うまく転職活動が進まないとモチベーションが下がってしまうこともあります。
転職エージェントを利用していれば、面接での反省点を活かす方法を一緒に考えてくれるため、モチベーションを保ちながら転職活動を続けることがで可能です。
転職エージェントを利用する上で気をつけるポイント
ここまで、転職エージェントのメリットを紹介してきましたが、活用する上で気をつけておくべきポイントも紹介していきます。
転職活動は軸を持って行う
転職活動を行う際に、転職先を選ぶ上で大切にする軸をいつでも明確にしていくことが大事です。
「自分が成長できる職場がいい」、「働きやすい職場がいい」など転職に求めることはたくさん考えられますが、1番大事にしたい軸を忘れないでください。
転職活動を進めていくにつれて自分の軸が変わってくることもあるので、その場合には担当のエージェントの人にも共有しておきましょう。
相性が合わないなら担当を変えてもらう
メリットばかりの転職エージェントではありますが、人間なので相性が合わないアドバイザーもいます。
同じ転職エージェントの会社でも他に相性が合う人もいるので、問い合わせ窓口などから変更をお願いしてみましょう。
応募する企業数はコントロールする
転職エージェントを介して申し込んだ企業の書類選考が通った場合、必ず1次面接に行かなくてはならない転職エージェントがあります。
10件申し込んで書類選考が通るのは2件以下と言われているため、担当エージェントによっては、気になった求人には積極的に応募するように言われる場合もあります。
あまりにも多くの求人に応募してしまったことで面接が多くなり、本当にいきたいと思った企業の面接対策が取れなくなってしまう、なんてこともあります。
転職活動は平均して3ヶ月間と言われているので、心身ともに体調を崩さないように、しっかり求人を見定めてから応募することが重要です。
最終的な決断は自分でする
転職エージェントを通じて、内定を勝ち取ったとしても最後に転職先を選ぶのはあなたです。
「転職エージェントに勧められたから」という理由で入社して後悔してしまっては元も子もありません。
まとめ:転職エージェントを利用すれば最短で転職も可能
今回は、転職サイトと転職エージェントの併用について紹介してきました。
違いとしては大きく分けて2つあり、「求人面」と「転職サポート」の内容があります。
転職サイトは転職を始める前段階でも、まずは登録がおすすめです。
時間が空いたときに求人検索や自己分析ツールを使ってみるといいでしょう。
転職エージェントは、スケジュールを具体的に決めて転職をスタートさせることもできますが、まだ転職に踏み切れないという人でも無料でキャリアカウンセリングを受けることができます。
転職エージェントとの面談時に、「まだ転職するかを迷っているため、転職時期は決めていない」と先に伝えておけば大丈夫です。
すぐにでも転職をしたいという人は、転職エージェントをフル活用すれば自分が納得した転職を最短で叶えることもできます。
それぞれの特徴を理解した上で、今後の転職活動の手段として活用してみてください!
- 転職サイト:リクナビNEXT
- 転職エージェント:リクルートエージェント、dodaエージェントサービス

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