「長文が全く読めない!」
「読んでても意味が理解できないから苦手」
社会人で英語を勉強し直そうと思い、長文を読む機会もあります。
英語のニュースが読めるようになりたくても、難しい単語が出てきて意味がわからないと思うことはありませんか?
もしくはTOEICテストの長文読解が苦手という人もいるかもしれません。
私自身、以前は知らない単語や熟語を調べながら長文を読み進めたものの、自分が思っていた内容と違った…と思うことも何度かありました。
しかし英語の長文は読むためのコツやテクニックを身につければ、あとは慣れで克服することができます。
contents
読む前から苦手意識を持たないことが大切だった
以前の私は、英語の長文を読むときに少しでもつまずくと、「やっぱり自分には無理だ」と思っていました。
過去にうまくできなかった経験をすると、人はその対象に苦手意識を持ちやすくなります。
その結果、本当は読めるのに自分に自信がなくなってしまうことも考えられます。
私はこのことに気づくまでに時間がかかりましたが、この記事を読んでいるあなたは、ぜひ苦手意識を持ちすぎないでほしいです。
たとえできなくても、これから身につけてできるようになればいいと考えて完璧を手放したところ、少しずつ長文が読めるようになりました。
最初は間違えても、わからなかったしてもそれでいいのです。
みんなスタートしたときは同じ状況なので。
長文読解の勉強法流れ【文構造に慣れる→精読する→多読する】
長文読解は、まずは内容を正しく理解することが上達の近道です。
その後、力がついてきてから難しい長文にも挑戦して多読を始めましょう。
- STEP1文章の構造を覚えて、基礎スキルも身につける何が主語で、述語、修飾語なのかを明確にする必要があります。
- STEP2長文読解の最初は精読文の構造がわからないときは日本語訳を参考にすることが大切です。
なんとなく読み進めていても、自分が思っている内容と実際がずれていることが多く、内容を正確に読み解くことができません。
時間がかかることもありますが、内容を理解するために文の構造をしっかり理解することが大切です。
- STEP3少しずつ難しい長文に挑戦しながら多読少しずつ読めるようになってきたら、長文のレベルを上げ、わからない表現は都度調べながら読み進めます。
1つずつ疑問をクリアにしていければ、少しずつでも次の機会に活きるスキルが身につきます。
長文の読み方とコツ
TOEICでの長文読解や、英語教材を使って勉強するとき、長文自体の理解が苦手だと感じる人もいるかもしれません。
私自身、文章内に出てくる単語や熟語の意味が理解できたとしても、内容が理解できないといったこともありました。
1、英語の文構造を理解する(品詞を理解する)
文の構造を理解するためには、大前提として名詞や動詞、形容詞、副詞などの品詞の知識が必要です。
さらにいうと、それらが文章内でどのような役割をしているのか(主語、動詞、補語、目的語)を確認して読み進めるようにしましょう。
これらを積み上げると、読みながら文章の構造がわかるようになり、長文理解がしやすくなります。
2、関係代名詞や現在(過去)分詞に出てくる動詞と本当の動詞を見分ける
1つの文章が長くて理解しづらい場合は、大体の場合が修飾節や修飾句があることで複雑になっている場合が多いです。
そして、本当の主語と述語が「どこにあるのかわからなくなる」こともあるかもしれません。
who,which,thatを見つけたら、それに続く文は、修飾節としての役割があることを頭に置いて読み進めましょう。
主語のあとに関係代名詞がきているなら、次に本当の動詞がくるはずと予測を立てて読み進めると、主文を追いかけやすくなります。
現在分詞と過去分詞は、単体でも名詞の後ろにきていることがあるので、動詞と間違えないように注意しましょう。
文章内で「,(カンマ)」に挟まれている文章は、前の名詞や文章を補足している情報になります。
そのため、頭の中では()を補いながら読み進めると理解しやすいです。
3、パラグラフを読む際、主題が先にくることを意識する
ニュースや記事を読む際、最初のパラグラフでは「筆者の言いたいこと、主題にした理由」がきます。
すなわち、それが結論だということなので、最初を丁寧に読みましょう。
次に続くパラグラフは、「それを説明するためにあるもの」だとわかると、内容が理解しやすいです。
英語の場合は話す際も先に結論がきて、それを補うようにして説明がくるので、このことに慣れておくとリスニングでも役立ちます。
4、接続詞と副詞に注意して文脈を読み解く
今まで言ってきたこととは矛盾になってしまうようですが、英語の長文は1語1語を精読しなくても、接続詞や副詞を見れば、ある程度文脈が予想できます。
たとえばHoweverやbutなどの逆説の接続詞があれば、前のパラグラフで言っていることと真逆のことを言っているんだな、とざっと理解することができるでしょう。
そのとき、何について話しているのかわからない場合には、そのまま読み進めるよりも、前の文章に戻って意味を理解し直すことが大切です。
また、副詞でよく使われるAlsoの場合は、「さらに」と付け加えるような感じで内容が進みます。
最初のうちは、接続詞に注意しながら内容をざっくりと理解することから始めてみましょう。
細かい部分はそれから読み進めるようにすると、全体像をつかみやすくなるかもしれません。
ニュースの記事を読むときに、最初のパラグラフで主題をつかんでおけば、ある程度文脈を予想することができます。
「作者はきっとこう言いたいはずだから(主題)、このタイミングで逆説の接続詞がきたらこの主張がくるだろう」、と予想することができるのです。
効果が出る長文読解の勉強法
1、自分に合う長文レベルを選んでステップアップ
あまりに難しい長文を勉強すると、挫折の原因になります。
長文を勉強する際は、いまの自分に合わせたテキストを選ぶようにしましょう。
ニュースであれば、自分が興味のある分野のニュースを選びます。
経済や政治についてだけでなく、まずは自分が好きなスポーツなどのニュースの文章で長文読解の練習をすると、楽しく続けられるかもしれません。
また、同じ分野の長文を選べば、同じ単語が繰り返し出てくるので、毎回調べる必要がなく文章を読み慣れることに集中ができます。
2、日本語訳で内容理解が正しいかを確認
最初のうちは、精読が基本です。
なんとなくわかっていても意味を取り違えていることがあるので、日本語訳をみて、自分が理解した内容と照らし合わせることが大切です。
理解が足りなかった部分は原因を確認し、文法の基礎に戻って理解を深めるようにすると次の長文では読めるようになります。
3、音読は「前から英語を読むトレーニング」におすすめ
長文の意味を理解したら、さらに音読をすることがおすすめです。
文章を区切り、前から順に意味を理解するようにすると、長文を読むスピードも早くなります。
音読をする際は、関係代名詞などで修飾されている節に戻って意味を理解するのではなく、以下のように読み進めましょう。
昨日公園でトムと会った。(関係代名詞が続く)そのトムは私のクラスメイトの1人です。
音読は、前から意味を理解する習慣が身につくので、リスニングにも効果的です。
4、基礎の文法からやり直すなら、スタディサプリを活用しよう
これから基礎の英文法をやり直したいという方は、スタディサプリをおすすめします。
スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)では、社会人が基礎の英文法を短期間で学び直せる学習ツールです。
英語初級者にもわかりやすい文法の解説がされていて、携帯のアプリを使った学習なので、すきま時間に勉強できるところが便利。
簡単な確認テストがあるので、それだけ受けてさらっと復習するだけでも、学習の効果が期待できますよ。
無料で7日間の体験もできるので、文法が不安な方は、この機会を利用して英文法の知識を確認してみませんか?
公式サイト: スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)
まとめ:長文読解は正しい知識と慣れで克服できる
苦手意識を持つと、「読めないかもしれない」という気持ちが芽生え、自分の成長を止めてしまうことがあります。
私自身、長文が苦手でしたが、読めなくても少しずつ読めるようになればいいと思って取り組んだところ、難しいレベルの長文も理解できるようになってきました。
文の構造を理解するためには、今回紹介した文法の知識への理解と応用が必要ですが、繰り返していくうちにパターンが読めるようになってきます。

おすすめ度 | |
---|---|
おすすめのポイント | 教材や講師の質が高い |
特徴 | 英語に慣れてきたらネイティブプランに切り替えが可能 |
まずはスタンダードプランで英語に慣れて、ステップアップとしてネイティブプランを受講することがおすすめです。
おすすめ度 | |
---|---|
おすすめのポイント | とにかく安い!1日にレッスン受け放題で月額6,480円 |
特徴 | 予約なしで24時間好きなときに受講できる |
他のオンライン英会話よりも回数を多く受けることができるので、短期間で英語力を伸ばしたい人にもおすすめです。
おすすめ度 | |
---|---|
おすすめのポイント | 業界最大手で安心。しっかりステップを踏んで学習できる教材がある |
特徴 | フィリピン講師による質の高いレッスン。5分前まで予約が可能 |
文法や英会話に自信が持てない初心者にとっては、基礎から確実に英語力を伸ばせるオンライン英会話になっています。