「英会話に文法の勉強って必要なの?」
私自身、オンライン英会話を始めた当初は、基礎の文法は知ってるから大丈夫だと思っていました。
ですが蓋を開けてみたら、文章がうまく組み立てられないということが起こったのです。
今まで勉強してきたのに、中学の文法さえ英会話で使えないってどうゆうこと…、かなり凹みました。
この記事を読んでいただいている方も、きっと基本の文法は知っているけど、英会話で使えない、話す自信がないという人も多いと思います。
長文が読めるようになる勉強と、英会話で正しい文法が使えるようになる勉強は別物なので、日々練習が必要です。
基本の文法を確認したら、あとは使いながら覚えていくという方法がおすすめです。
この記事では
- 英会話を始めてみたけど、うまく文法が使えなくて勉強方法に困っている人
もしくは
- 英会話を始めようと思っていて英会話の基礎の文法を知りたい人
に向けて勉強方法をまとめました。
関連記事:英語が話せない理由はシンプル【自信を取り戻して学び直そう】
contents
英会話に必要な文法を身につける勉強法【ステップ】
英会話に文法はいらないんじゃないの?
と思ってしまうこともありますが、基本を押さえることで今後の成長スピードが早くなります。
ここでは、正しく英会話で基本の文法を使えるようになるための方法を簡潔にまとめました。
- 英会話に必要な基礎の文法とは?
- どんなステップを踏めば正しい文法が使えるようになるのか?
順を追って紹介しているので、これから英文法を学び直したい方は、ぜひ参考にしてみてください!
1、英会話に必要な基礎の文法を学び直す
英文法は「文型を押さえておくべき」と教わった方もいると思いますが、文型を押さえておくことは実際にとても大切だと思います。
私は文型は理解していたつもりでも、実際に英語を話すときに「正しく文法を使えない」と感じることもありました。
文型を確認する際、まず品詞を押さえておくことが重要です。
品詞とその使い方を知ることで、文の組み立てがしやすくなるからです。
オンライン英会話を始める人は、講師から文法的な間違いを指摘されることがあるので、英語で名称を覚えておく必要があります。
基礎の文法には、他にも以下の注意点があります。
- 時制
- 3単元のs
正しい文型を使うことを意識しながら、時制にも注意しましょう。
現在形の場合は、3単元のsに注意することも必要です。
【時制の使い分け】
会話でよく使われる時制の使い分けを覚えておくと便利です!
- よく使われる5つの時制、過去形、未来形、現在形、現在進行形、現在/過去完了形の使い分けを押さえる
- 過去形は過去のこと、未来形は未来のことを表します
- 現在形は、習慣や事実を述べるときに使うことが多いです
- 現在進行形は今実行していること、近い将来を指します
- 現在完了形は過去から今も続けていること、すでに完了したこと、「今までに〜したことがある」という経験を述べるときに使いましょう
- 過去完了形は、以前はしていたことを表すときに使います
2、話す前にまず書いてみる
文法を正確に使いたいと思ったとき、細かい文法的な間違いに気を配りながら話すのは大変です。
オンライン英会話を始めた頃、私の英文法はめちゃくちゃでした。
そのため、文系や時制、3単元のsや冠詞のつけ忘れに注意していたところ、話すのが苦痛になったことがあります。
正確な英文法を使えるようになるには、まずは書いてみることがおすすめです。
すぐに話すのがハードルが高いと感じてしまう場合は、毎日英語で日記をつけて正しい文法を使えるようになることに慣れていきましょう。
オンライン英会話をやっている人は、書いた日記を講師に確認してもらうといいでしょう。
3、慣れてきたら1人ごとで練習
英会話に進む前のステップになるのが、1人ごとを言いながら文法を練習する方法です。
書いて基礎を身につけたら、あとは日常の行動を英語で表現してみると英会話の練習になります。
朝起きたら、架空の人物から「今日は何をする予定ですか?」という質問を受けたと仮定して、答えてみる。
I’m going to make this weekend’s schedule at home.
他にも、「仕事に行くのに着替える」と言いたいときがあるとします。
その際、英語で「(服を)着替える」ってなんて言うんだろう、と迷ったら調べてみましょう。
英語で「着替える」は、「change clothes」。
これから仕事に行くために着替えます、という表現は以下のように伝えられますよ。
I’m going to change clothes to go to work.
「私はいつも仕事から帰ったら、すぐにシャワーを浴びます」は
I always take a shower as soon as I get home.
4、アウトプットの場を作る
英会話で使える文法を身につけるには、英語でコミュニケーションできる場を作ることが最も大事です。
まだ英会話を始めていない人で1〜3までの勉強法に慣れてきたら、自分の中で話しているだけではなく、それをアウトプットする段階に移りましょう。
ネイティブに聞いてもらうことで、さらにナチュラルに伝えらえる方法が学べますし、実際に状況や気持ちが伝わるかの練習にもなります。
アウトプットの場がないと、インプットで満足してしまうことも考えられるので、早くこのステップに進めるとスピーキングのスキルも伸びてくると思います。
関連記事:初心者におすすめのオンライン英会話を紹介【比較表あり】
英会話で正しい文法を使うコツ
ここでは、私が英会話で使える英文法を身につける際に、気をつけていたポイントや勉強のコツを紹介します。
最初から長い文章を作って練習をするよりも、まずは伝えたいことを明確にして短文で正しい文法を使うことを意識しましょう!
1、まずはSVOを鍛えよう
文型を使って話そうとしても、自分の言いたいことが複雑になってつまずいてしまう人は、できるだけシンプルに表現する練習を始めてみましょう。
最初のうちは「自分(I)を」主語にして、SVOの文型で英語を話してみます。
先ほどの例文にもありましたが、以下のようなイメージで自分の行動を「SVO」の文型を使って表現してみると慣れてきますよ!
- I’m going to make this weekend’s schedule.
- I’m going to change clothes.
- I took a shower.
SVOを使えるようになったら、あとはプラスして情報をつけ加える練習に移ります。
- いつ
- どこで
- 誰と
- なぜ
- どのように
という、5W1Hを意識して文章を伸ばしていくと、スピーキング力も上がってくるはずです。
以下の例文でいうと、下線部が5W1Hに含まれます。
- I’m going to make this weekend’s schedule at home.(どこで)
- I’m going to change clothes to go to work.(なぜ)
- I always take a shower as soon as I get home.(いつ)
2、主語を変えて、他の文型を使えるようにする
SVO以外の文型を会話で使えるようになるためには、文型を暗記するのではなく、実際に使って練習してみることが大事です。
自然に使えるようになるためにも、主語を先に決めると文章を組み立てやすくなります。
ここで説明する方法は、まずは日記をつけるときに意識するといいかもしれません。
主語を変えるとは?
SVOでは、「I」などの人が主語になっていたのに対し、他の文型では人以外の「もの・動名詞」を主語にすることができます。
他の文型を使えるようにするには、まずは主語を決めてから文型を考えると楽です。
たとえば、SVOの文章があるとします。
I enjoy listening to music.
目的語を主語にして、第5文型を作ることもできますよ!
Listening to music makes me feel relaxed.
言えるバリエーションが増えることで、英会話でも、とっさの1事が発しやすくなります。
★5文型を復習★
【第1文型(SV)】
I always run in the morning.
my computer is broken.
【第2文型(SVO)】
I have two cats.
【第3文型(SVC)】
This dish looks delicious.
【第4文型SVOO】
He gave me a present.
【第5文型(SVOC)】
The present made me happy.
There is/are~.とIt is to~.の表現は覚えておくと便利
他にも、覚えておくと便利なフレーズがあります。
何かがある(あった)、誰かがいる(いた)と言いたいときに使えるのが、There is/areの表現です。
There is a convenience store near my house.
There were five children in the park.
理解するのが難しいと言いたいとき、「It」を主語にして言い表してみましょう!
It’s difficult for me to understand.
他にも、パンを焼くときは柔らかく仕上げることが大事、と言いたいときに。
It is important to make bread softer.
このような文法を知っておけば、同じようなことを表現したいときに、パッとフレーズを引用することができます。
3、短文で表現する
英語を話すことに慣れてくると、「あれもこれも」と伝えたいことがあって話がまとまらなかったり、考えているうちに自分の意見が変わって何を伝えていいかわからなくなります。
そんなときはまずは短文で、自分の意見を明確に伝える練習をすることが大切です。
私の失敗談として、よく第5文型のmakeを使って遠回しな表現をしがちでしたが、ダイレクトに基本動詞を使って表現することも大切です。
シンプルにSVOを使うことは、知識がついてくると忘れてしまいがち。
そのため、これから話すための英語を身につけたいと思っている方は、ぜひ基本動詞を覚えて「主語・動詞・目的語」の文章を正しく言えるようにしましょう。
単語や熟語など、表現を増やすのは、あとからでも大丈夫です。
まずは自分が知っている単語で、基本の文法が使えるようになることを目指すことが、1番いい方法だと思います。
4、結論から述べる(「今日は何をした」「私はこう思う」)
英語は日本語よりも、結論から述べる習慣があります。
そのあと詳細を述べる場合もありますが、伝えたい内容によっては詳しく伝える必要がない場合もあるので、まずは結論を述べる練習をしておくとスピーキングの成長が早いです。
話すテーマ(ニュースなど)は難しかったとしても、シンプルな英文法と単語だけで、意見を伝えたり、コミュニケーションが取れるようになりますよ!
英語を話すことのハードルを自分で上げずに、まずは基本に沿ってシンプルに言い回しを増やしていきましょう。
英会話で使う文法の練習におすすめな本や参考書
英会話を始める前なら、瞬間的に日本語から英文を作る訓練が大切になります。
まだ英会話スクールに通っていない方の中には、日記や1人ごとでの練習をしていても、間違って英文法を身につけてしまったらどうしよう、と思われるかもしれません。
いま英会話に通っている人でも英文法に心配があるなら、並行して独学を始めると効果が期待できる方法があります。
正しい文法を身につけて話せるようになりたいなら、独学でも勉強になる参考書が「瞬間英作文」です。
テキストに出てくる単語や熟語を覚えるというよりも、日本語訳からどのような文型を使って文章を作れるのか、という視点で勉強するのがおすすめ。
この本は問題形式になっているので、毎日1つの文章だけ解いていっても、かなり文法の勉強になるはずです。
まとめ:まずは正確に文法を使えるようにしよう
「英会話を始めたいけど、英語の文法に自信がない」
「英会話で文法がめちゃくちゃになってしまい、話が通じない」
私もこのような状況に、以前は悩んでいました。
今振り返ると、学校で習った文法をただ、復習しているだけでは、インプットに留まってしまいます。
英会話で使える文法を身につけるなら、日々「実際の会話で使えること」を意識する必要があります。
ここで紹介した、英語で日記をつけることや1人ごとの勉強法は、自分の日常に関わっていることを題材にしているので、正しい文法を使って表現を増やすことに成功しやすいです。
私はこの方法で独学を続けたところ、オンライン英会話でも正しい文法で少しずつ話せるようになりました。
基礎の文法を使えるようになるためには、文法自体をしっかり理解することも必要です。
中学の文法から復習が必要な方は、「スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)」が効率的に勉強できるのでおすすめです。
講義形式で基礎の文法を学び直すことができるので、時間がない方でもしっかり知識が身につきますよ!

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文法や英会話に自信が持てない初心者にとっては、基礎から確実に英語力を伸ばせるオンライン英会話になっています。