「英語のスピーキングを上達させたい」
「英会話初心者でも英語を話せるようになる方法はあるの?」
このように思っていませんか?
英語を話せるようになれば、映画を字幕で観れたり海外旅行に出かけられるのはもちろん、仕事や生き方への価値観を変えるきっかけにも繋がります。
様々な目的から、社会人から英語をやり直しをしようと志す人も少なくないはずです。
ですが、いざ始めようと思っても、勉強方法や始め方がわからずにネットで調べているという人も多いと思います。
私も以前までは同じように話せるための英語学習に悩んでいたことがあります。
ですが、今ではオンライン英会話のネイティブ講師から発音や語彙力を褒められるまでになりました。
実際に独学とオンライン英会話を通じて勉強をしてきた筆者だからこそおすすめできる勉強方法を、今回は紹介していきます。
英会話は初心者でも、中学校や高校で単語や文法をある程度、知っているという人も多いと思います。
自分に完璧を求めてしまう結果、英語レベルを過小評価してしまいがちですが、その必要はありません。
自分に足りないものを補って学習を進めていくことができれば、パズルのピースが揃うようにスピーキング力がグンと伸びていきます。
この記事を読めばどんな順番で何にポイントを置いたらいいのかがわかるようになってるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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英語を話せるメリット
英語を話せるようになると、実際にどんなメリットがあると思いますか?
将来への具体的なイメージが持つことで、学習意欲に繋げることができます。
海外旅行が気軽に行ける
英語に関心のある人の中には、海外旅行が趣味という人も多いと思います。
実際に英語が話せるようになると、現地の人やレストラン、ショップの店員さんとのコミュニケーションが円滑になり、今まで以上に旅行を楽しむことができます。
「Yes」や「No」だけしか言えなかった会話よりも、さらに細かい言い回しができるので「言いたいことが伝わらない」と困ることも少ないです。
周りからかっこいいと思われる
これは私の主観でもあるのですが、英語をある程度話せるようになると周りから「かっこいい」と思われます。
上を見たらキリがありませんが、全く英語が話せない人からすると、ネイティブと対等に会話できるだけでも「すごい」と感じるのです。
私自身、自分より英語を流暢に話せる人もみると「かっこいいな」と感じるので、「同じようになりたい」という気持ちで勉強に励んでいます。
日本以外の価値観を知れる
日本にいると、日本の中での価値観や一般常識に縛られてしまいます。
ですが、英語をツールとして海外の人と話すことができると、趣味や仕事、生き方に関してまで自分が知らなかった概念を知ることができます。
私にとって英語を話せるようになるメリットはここが一番大きいと思っていて、なぜなら日本にいながらも友達を作ることで今後の生き方をグローバルな視点で考えられるからです。
オンライン英会話の講師の中には、自国ではない国に住んで仕事や趣味を楽しんでいる人もたくさんいます。
そういった人の意見を聞けることで、夢や目標も広がります。
社会人になってこれから先の方向性に迷っている人も、英語を通して自分の進む道のヒントが見つかるかもしれません。
英語のスピーキングを上達させる前に挫折する理由とは?
話せることでのメリットがある一方で自分が満足できるまでに達するまで、英語学習は先が長いです。
資格取得などの勉強と異なり、やってもすぐに成果が出にくいため、挫折しやすいのが特徴です。
継続することで効果が出るものなので、まずは最初に英語学習を続けるためのポイントを押さえておきましょう。
ここでは、英語学習で挫折しやすい理由から触れていきます。
インプットのゴールが見えない
文法や単語の意味を知っていても、実際に使ってみるまでは英語を話せることにはなりません。
英語学習で挫折しやすいのは、このインプットの時点で勉強することを諦めてしまう点にあります。
私自身も、英会話には間違いのない文法で話すことが正しいと感じ、インプットばかりの勉強をしていたことがあります。
大事なのは短期間で基礎を固めて、あとはアウトプットを意識した学習方法に切り替えることです。
モチベーションを維持しながら英語力をつけていくことが大事だといえるでしょう。
目標設定が高い
英語学習が挫折しやすい理由のもう一つに、目標が高すぎることが挙げられます。
たとえば、スピーキングを上達させる目的が「英語を使う仕事に就く」だとします。
英語を話せるようになることの先に目的があるので、最初の目標設定としては高すぎてしまうのです。
これでは、目の前の成果が感じられなくなり挫折の原因になってしまいます。
英会話初心者が独学での英語学習で気をつけたいこと
英語学習を効果的に続けるためには、短期的なゴールを決めて自分に合った教材を使うことが大切です。
自分のレベルや目的に合わせて学習方法を切り替えていくことで、継続して英語力をあげることができます。
英語学習は短期的なゴールを決めて集中する
目標が大きければ大きいほどゴールが遠いことで、無理を感じ挫折してしまいやすいです。
そのため、大事なのは短期的なゴールを決めてそこに向かって集中することが大切。
たとえば、これから紹介する勉強方法の目安の期間は、下記のように設定しています。
- 英会話の基礎を固める期間(単語や文法など):1ヶ月
- オンライン英会話で実践する期間:半年〜3年以上※目的によって期間が異なる
自分に合った参考書や教材を選ぶ
英語学習で大切なのは、自分の目的やレベルに合った教材を選ぶことです。
どんなにいい参考書でも、人によっては文字ばかりでイメージしづらい場合もあるからです。
買う前に参考書の特徴を知ることで、学習にかけるお金の無駄もなくてしていくことが必要です。
英語を話せるようになるには勉強方法と順番が大事
英語はアウトプットして上達するものです。
理由としては、私たちは小さい頃、最初に机に座って日本語を勉強したのではなく、親を始めとした大人が話しているのを聞き、真似をして日本語を話せるようになっています。
日本語と一緒で、英語も聞き取れるようになって自分が真似することで上達していくものだといえるからです。
とはいっても、英語を聞き取れるまでにも基礎となる部分がないと難しいですよね。
そこまでを短期的なゴールにしたときに必要なことは決まっています。
基礎的な単語や文法、発音を鍛えることです。
次の項目からは、英会話を始める前の学習方法について紹介していきます。
基礎ができているかは、実際にオンライン英会話の無料体験を利用して自分の力をはかってみましょう。
独学①単語数2000語をインプットする
日常英会話を聞いて話せるようになるためには、基礎の単語を覚えておく必要があります。
どの文法書をみても、だいたい1500語〜2000語でまとめられているものが多いので、それを目安に身につけていきましょう。
学習期間:1ヶ月(1日65単語)
学習期間の目安は、1ヶ月で2000語を終わらせることです。
その際、全部覚えるというよりは覚えていない単語があるかどうかを確認する
というほうがいいでしょう。
なぜなら、1から2000語を細かく覚えていてはかなり時間がかかります。
また、1から覚えなくていい理由としては、大体の人が中学校や高校で見た単語が少なからず入っているはずだからです。
1日約60語の単語を流し読みするくらいなら、少しハードルも低くなるはずです。
下記は1日に確認する単語数によってかかる学習期間を表しています。
- 3週間で終わらせる場合→95単語
- 2週間で終わらせる場合→143単語
単語を覚えるときは発音記号を覚えるべき
単語を覚える目的は、英語を耳で聞いたときに「相手が何を言っているか」が瞬時にわかるようになるためだといえるでしょう。
ですが、音で反応できないとせっかく単語を覚えていても、「聞き取れない」「自分が発話しても相手に理解してもらえない」ということが起きます。
そのため、リスニングやスピーキング力を鍛えるためには、発音記号は避けては通れません。
基礎的な発音を軽視してしまうと、単語を2度覚え直さなくてはいけなくなり効率が悪くなります。
一見、めんどくさいようでも最初に発音記号を覚えてしまえば、あとは単語を効率よく覚えることができるようになるのです。
とはいっても最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。
関連記事:【英語の発音】母音の発音記号は複雑すぎる?挫折しない練習方法
単語の独学を続けるコツ
単語は2000個を完璧に覚えてから次の学習に進むべきか?という問いに対してはNOです。
単語の主な意味を日本語で、ある程度頭に入れておくことは必要です。
ですが、テスト勉強でスペルを書く必要はないわけですし、それよりも覚えた単語に対して「会話で理解できるか」「自分で使えるか」のほうが大事です。
ある程度単語の意味を覚えたら、ネイティブとの会話の中で完璧にしていくほうが望ましいです。
忘れてしまっても、その都度思い出して定着させていけば大丈夫なので。
関連記事:日常英会話に必要な2000単語を覚える!おすすめの単語帳と覚え方
独学②基礎だけの薄い文法書を勉強する
学習期間:一週間
話せる文法をメインで学びたいので、できれば挫折しない参考書を選ぶ必要があります。
1日2時間くらいの学習で一週間ほどで終わる参考書を選ぶことが望ましいです。
文法はできるだけ短期間で基礎をインプットし、オンライン英会話でアウトプットを意識した学習に切り替えていくことがおすすめですよ!
なぜなら日本で習う文法を余さず復習していたら、相当な時間がかかってしまいますし、ネイティブでさえそれら全ての文法を使っているわけではないので、細かく文法を勉強し直す必要がないからです。
文法の独学を続けるコツ
基本構文を頭に入れて、あとは文法書にある例文を音読することがおすすめです。
文法はある程度身につけたら、実際に自分の気持ちや意見をオンライン英会話などでアウトプットする勉強方法に切り替えてしまいましょう。
関連記事:【英会話初心者】中学で習う英語の文法をパターンで覚える方法
英語のスピーキングを上達させるおすすめのアプリと教材
おすすめ単語アプリ:iKnow
単語帳を買うと、わからなかった単語を自分で復習をしなければいけないデメリットがありますが、「iKnow」なら効果的に復習して記憶の定着をさせることが可能です。
自分の語彙力が不安な人も、テスト形式でまずはざっと単語の意味に答えるだけで復習ができます。
- 基礎の単語が実際に使えるかわからない
- 早くアウトプットの勉強方法に切り替えたい
という人にはおすすめです!
iKnowはDMMが運営しているアプリなので、DMM英会話の会員の場合は毎月無料で利用ができます。
私の場合は、オンライン英会話を先に始めてから並行してiKnowで自分の語彙力を確認していました。
おすすめ単語帳:DUO 3.0
ある程度の単語数をインプットしたあとは、DUO 3.0を使うことがおすすめです。
この参考書を使うと、さらにスピーキングでの語彙数を増やすことができます。
DUO 3.0は、他の単語帳には少ない発音記号と例文がついているのが特徴。
そのため、音読しながら「文脈」で単語を覚えることができる単語帳です。
5つくらいの単語が1つの例文で紹介されているので、1日に覚えられる単語数も多く効率的です!
参考書:DUO 3.0
おすすめ文法書①:一週間で英語が話せるようになる26のルール
一週間、まずは英語の構文を学びたい人は「1週間で英語がどんどん話せるようになる26のルール」がおすすめです。
特に英文法が苦手という人は、英語の「文型(形)」を覚えることが必要です。
この本は、文型の構造がわかりやすくまとまっています。
おすすめの文法書②毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる
文法の理解は問題なさそうという人は、より実践的な文法書を選びましょう。
スピーキングに必要な基礎だけの文法を学ぶなら、「毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる」がおすすめです。
出てくる例文はシンプルなので音読がしやすいです。
文法はこの本だけ押さえておけば、効率よく勉強することができます。
基礎ができたらオンライン英会話でアウトプット
基礎を身につけたら、あとはオンライン英会話や英会話塾でアウトプットの練習をしましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、目的「ネイティブの英語を聞いて話せること」なので、インプットだけでは足りません。
【オンライン英会話】毎日効果的に英語力を伸ばす方法でも紹介していますが、できるだけアウトプットに多くの時間をかけて英語力を磨いていくことが大事であり、さらにいうと早くこのステップにたどり着くことが大切だといえるでしょう。
オンライン英会話の場合ですが、英会話初心者は、まずはネイティブではなくてフィリピン人講師とのレッスンに慣れてからステップアップすることがおすすめです。
ネイティブはフィリピン人講師のレッスンよりも割高です。
詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【オンライン英会話】フィリンピン人とネイティブどちらを選ぶべき?
英語を話せるようになる期間や目安
最初にお伝えしたように、この記事で紹介している学習期間は以下の通りになります。
- 英会話の基礎を固める期間(単語や文法など):1ヶ月
- オンライン英会話で実践する期間:半年〜3年以上※目的によって期間が異なる
単語や文法に関して身につけたら、早くアウトプットの機会を作ってしまうことがおすすめです。
スピーキングを実践する機会はとても勇気がいることですが、最初の一歩を踏み出してしまえば、あとは英語を話せる楽しさも得ることができます。
英語学習で大事なのは、モチベーションです。
継続するためには、完璧ではなくてもまずは英語を話すことが楽しいと感じる体験を増やすことだと思います。
特にネイティブと話せるようになると、「もっと相手の言っていることを理解したい」というモチベーションに繋がります。
単語や文法が苦手でなければ、まずはオンライン英会話をしながら気になることはその都度インプットすることでもスピーキングを上達させることは可能です。
自分に単語や文法の基礎がどれだけあるかは、実際に英会話を受けて確かめてみるのも一つです。
もし、基礎ができているのであればオンライン英会話でアウトプットしながら、単語や文法をさらに増やしていく方法を取れるので、学習期間を短縮することができますよ!
英語を話せるようになったら次のステップに進もう
日常英会話を話すことができるようになったら、目的にさらに一歩近づくことができます。
ここでは、目的別に英語を話せるようになったあとのステップについて紹介していきます。
英語圏の友達を作る
日常英会話ができるようになれば、英語圏の友達を作ることができるでしょう。
異国の友達ができると、日本にはない価値観を知ることに繋がり人生においても大きな成長に繋がります。
他の国の良さに触れることで異国を旅するきっかけにも。
英語を使う仕事に転職する
接客業やグランドスタッフなどに関しては、日常英会話ができれば仕事に活かすことができます。
ビジネス英語が必要な職種や業種なら、さらに場面を想定した実践的な英語学習に切り替えていくことがおすすめです。
海外旅行にいく
オンライン英会話では、海外旅行に必要な英会話を学ぶことができる教材もあります。
3ヶ月〜半年くらい毎日続けることができれば、海外旅行に必要な英語力は十分身につけることができるでしょう。
海外に住む
英語を話せるようになる目的が海外に住むことだという人は、一度、留学を経験しておくことがおすすめです。
日常英会話ができれば、留学をして英語で生活を体験することが可能になります。
実際に生活してみることで得られることもあるので、次の目標設定にしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
英語のスピーキングを上達させるためには、短期間で基礎を定着させることが重要です。
なぜなら、独学でのインプットが長ければ長いほど、アウトプットするまでに挫折してしまい英語を話せるようになるまでの学習が継続できないからです。
ここで紹介した学習方法があなたの学習意欲を高め、英語を学ぶ目的を達成させるための最初のステップになれば幸いです。