新型コロナウイルスの流行を機に、私たちは安定していた企業が突如、経営難になることを目の当たりにしてきました。
今も、多くの企業で人権費削減が行われている状況です。
こんな中、個人のキャリアをどう形成していくかというのは、大きなテーマです。
以前よりいっそう、個人のスキルが重要視されてくる時代になるかもしれません。
今回は少し前から言われていた、「個の時代」をテーマに、私たち1人1人の働き方について考えてみました。
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個の時代とは?
「これからは個の時代」などと、少し前から耳にすることも多かったかもしれません。
「個の時代」とは具体的にどういうことなのか、改めて意味を理解すると、時代に求められるキャリア形成が見えてきました。
個人が存在して組織が作られるという考え方
個の時代とはいったいどんな定義なのでしょうか。
個の時代とは、「好きなことを好きな場所で好きな人とする」と意味づけられています。
しかし、意味を誤解してしまうことが多いのも事実です。
「好きなことを好きな場所で好きな人とする」という意味から、個人が自由な働き方を叶えるとも取れてしまい、個として働き、生きるというコンセプトにも感じ取れます。
ですが、実際にフリーランス経験のある人からするとこのような意見が多いです。
「個としての力には限界がある」
個人のスキルは互いに持ちながら、優秀な個のチームを作るというのが本来の「個の時代」だといわれています。
最初の印象と全く違うと感じたのは、私だけでしょうか?
「これからは個の時代だから、組織に頼らない働き方を目指すべき」
「組織に存在するのではなく、個人として働く」
こういったことを意識する人も増えてきたのは事実です。
ただ、言葉からの意味と、本来の意味を履き違えてしまうとまずいことになります。
「個の時代」とは、フリーランスなどの自由な働き方を強くすすめているのではなく、昔からチームワークを大事にしている日本の文化に対して新しい考え方を投げかけていると感じました。
以前の日本は、「個がチームのためにどう尽くすか」という考え方を持っていましたが、個の時代には「個がどうチームを作り、活用していくか」という考え方に変わりつつあります。
より強いチームを作れば、結果を出せるのは目に見えています。
新型コロナウイルスの流行で、人件費削減をしている会社が増えている今、会社側も今後は優秀な個を集めて、強いチームづくりを意識していくのは理解できると思います。
自分の能力を発揮できる場所を選択する
「個の時代」とは、個で活躍するというよりも、優秀な個が集まり、最強のチームを作るという考えがわかりました。
だとすると、個は自ら所属したいチームを選んだり、能力を発揮できる場所を選べることになります。
それがチームのためにもなり、自分のためにもなる。
今までの日本の文化と違って、個人も能力を発揮できる場所で、自らの意思で働きやすくなるのではないでしょうか。
個の時代では、個人が転職活動でもっと対等に採用側と接することができ、ありのままの自分を表現して入社後も幸せになれる働き方が目指せる可能性があります。
最強のチームを作るために、個としての能力を高める必要性がある
個の時代では、やはり根底には個人のスキルを高めたり、やりたいことをはっきりさせることが大事になってくると思います。
最強のチームに入るには、個のスキルを重視するのは言うまでもないからです。
そのため、入社してから一生同じ会社で働き続けられる日本社会のスタイルからは、脱出しなければいけないときがきます。
個として能力を発揮できる場所を選ぶためには、会社に自分のキャリアの選択肢を預けるのではなく、自らキャリア形成を考えて、計画的にキャリアを築いていく必要があるのではないでしょうか。
いずれ、今の終身雇用が崩れ、優秀な個で手を組んで仕事をする時代になってくるかもしれません。
個の時代に対応して能力を発揮するには、やはり個人のスキルがあってこそ選べるのだと思います。
個の時代でキャリアを築く方法
前の項目では、個の時代の本来の意味について紹介してきました。
では、個人はこれからどうキャリアを考えていけばいいのか、私なりの考え方を紹介します。
個の時代に向けて、自分らしいキャリアを築く方法とは
個の時代を生き抜くには、私は「自分が好きなことを極める」べきだと思います。
好きなことのプロフェッショナルを目指すこと。
そのためには、1つでは足りないので能力の掛け合わせも必要だったりします。
これからは人生100年時代といわれ、一生涯で働く期間が伸びているのが事実です。
働く期間が長期化することで、好きじゃない仕事を続けて65歳で引退し、セカンドライフを全うする、という構図は叶えられなくなります。
継続して働き続けるためには、仕事は遊び(プライベート)との境目がなくなると感じていて、ストレスをためずにどれだけ仕事を楽しめるかだと思うのです。
好きなことや興味のあることなら、継続的に楽しく結果を出すことができるからです。
個の時代だからこそ、安易に伸びている業種や職種だけに目を向けるのではなく、自分の好きなこと、やりたいことを定期的に見つめてみることが必要です。
そして、好きなことを尖らせることが大事だと思います。
好きなことを仕事にできるようになるまでは、すぐに結果を求めず、コツコツ積み上げていくことが大切。
たとえすぐにやりたいことが見つからなかっとしても、自分の意思でキャリアを選ぶことが重要になると思います。
個人の発信力が評価される時代
個の時代では、企業に頼らず自分のスキルや能力を上げてどんな場所でも働けるスタイルを叶えられつつあります。
ブログやYouTubeなどの普及により、自らが発信として自宅でも仕事ができる時代になってきました。
フォロワーなどがつけば、企業からも実績を認められて評価を得られる時代です。
個人の発信が目に止まれば、チームや企業から直接声がかかります。
個人のスキルを高めることと同時に、これからの時代は、個としての発信力をつけることが大事だと思います。
TwitterやInstagramなどの発信力、フォロワー数はどれくらいか。
私自身も時代に対応できるよう、ブログを2年前に開始し、TwitterやInstagramなどで少しずつアウトプットできるように心がけています。
最近では、自分の好きなことを発信するためにYouTubeも始めたいと思い、練習中です。
個人の発信力においても、ただ続けるだけではなくコンセプトを決めて発信することで、効果的に取り組むことも必要になります。
私自身、いろいろ迷いながらも今は実践中です。
自分が目指したいと思うような発信力がある方も、最初は0からスタートを切っています。
そう考えると、コツコツ積み上げられた人が結果を残せるのだと感じました。
まとめ
この記事では、「個の時代とは?」「時代に合わせて自分らしいキャリアを築くためには?」という視点で考えを紹介しました。
私の考えをまとめると、以下のようになります。
- 個の時代とは、個人が好きなことをして働くという単純なものではない
- 個として選ばれるためには、スキルや発信力を高めるなど、キャリア形成に積極的になること
- ストレスなく継続して働くためには好きなこと、得意なことを尖らせることが大事
私は数年前に、キャリアコンサルタントの資格を取りました。
個人のキャリア形成について学んだ一方で、働き方の可能性や社会から求められるものは常に早いスピードで変わってきています。
今まで当たり前だったことが通用しなくなり、新型コロナウイルスの影響でこれから先もどうなるかはわかりません。
キャリアコンサルタントの知識を活かしながらも、自らも新しいスタイルでキャリアを積めるよう、日々努力し続けたいと思います。
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