理不尽な異動を急に言い渡されて困惑していませんか?
「異動したくないのに断る勇気がない」
「異動拒否したら解雇になってしまうんじゃないか」 などと1人で色々と考えてしまい、職場の上司には相談しづらいことだと思います。
「最悪、仕事を辞めてしまえばいいか」と割り切って拒否することもできますが、果たしてそれは本当に正しい選択なのでしょうか。
結論を言ってしまうと、転職活動を始めた状態で相談するのがベストです。
なぜなら選択肢が広がりますし、異動を拒否して解雇されても困らないからです。
この記事では、納得できない異動に対しての対処法を紹介していきます。
これを見て後悔ない選択をしていきましょう。
contents
異動したくない!ショック!嫌すぎる!辞めたいときの心情
急な異動に驚きを隠せない人もいるかもしれません。
「まさか、自分があの部署に…」
「なんで自分がこのタイミングで異動?!」
と心の中で葛藤していませんか?
納得できないと、前向きに異動を受け入れることは難しいですよね。
異動したくないという感情が上回って会社自体を辞めることを考える人も少なくありません。
異動する理由をしっかり説明してくれる上司もいますが、大抵の場合はなぜ自分が異動なのかがわからない場合が多いです。
理由がはっきりしていても、自分が望んだキャリアと違っているとそれを素直に受け入れられないのではないでしょうか。
思い描いていた方向と異なっていれば、急なキャリアチェンジに戸惑うのもおかしくありませんから。
しかしこのままだと時間がだけが過ぎていき、「自分のモヤモヤした思いをどこにぶつけてどう解決したらいいのか」がわからなくなってしまいます。
簡単に断りづらいからこそ、会社に対して不満が溜まっていく一方ですよね。
そもそも本人が希望しない異動は違法なのかどうかについて次の項目で見ていきましょう。
希望が通らない、不当な異動は法律的にありなのか?
ここでは「本人の意思を無視した異動は違法じゃないの?」という疑問に答えていきます。
異動が違法なケースとは
業務命令の目的が不当な場合には、その異動命令、転勤命令などは、権利濫用として違法、無効となります。
ケースとしては、以下の3つがあります。
- 雇用契約の内容で勤務地や職種が限定されている場合
- 異動命令の目的が不当な場合
- 異動命令による不利益が過大な場合
2の「異動命令の目的が不当な場合」は、労働者(あなた)に対する明らかな嫌がらせやパワハラが目的、自主的に退職させることが目的であるケースであるため拒否することができる可能性があります。
また、2の「異動命令による不利益が過大な場合」は、育児や介護を、労働者(あなた)が一人で担当しており、自分を除いては他に行う人がいないといったケースに当たります。
拒否できる可能性もある一方で、単に「育児、介護を担当している。」というだけの事情では不足であることがあります。
たとえば
- 子供が産まれたばかりで妻が日中は1人で面倒を見ている
- 直後に夫の異動が決まり単身赴任をしなければいけない
という場合は、不当な異動とはいいにくく拒否することは難しいでしょう。
最近Twitterやテレビでも話題になりましたが、マイホームを買ったばかりなのに夫が会社から転勤を言い渡されたというニュースがありましたが、今は会社によって配慮があるかないかに委ねられてしまっています。
法律では、拒否できるケースとして認められない場合、配慮のある会社に転職せざるを得ないでしょう。
これらに当てはまらない場合、自分の意思に反した異動でもやはり受け入れなければいけないのでしょうか?
答えはNOです。
解決方法のパターンを順を追って確認することで、どの方法がいいのかを見ていきましょう。
異動を素直に受け入れたほうが円満?
異動を受け入れて今の会社で続けることのメリットは、上司や会社との仲が悪くなることなく、働き続けられることです。
不満を感じたとしても我慢して異動を受け入れれば、お世話になった上司にも会社にも評判が下がることなく働き続けることができるでしょう。
ただし、デメリットが多いです。
デメリットは、納得いかないことでモチベーションが下がりますし、やりたくない仕事を押し付けられることでストレスがどんどん溜まります。
単身赴任になり家族と過ごす時間が減ったことで限界を感じる人もいるでしょう。
納得いかない異動を受け入れることは簡単ですが、長期的にみて自分の希望するキャリアや生活が送れなくなってしまいます。
異動したあとにモチベーションが上がらずにうつになる人もいる
異動して自分が望んだキャリアを築けないと、不満が溜まる一方。
新しい仕事や生活に不満やストレスが溜まるとどうなるかというと、うつ病のリスクが高まります。
よって退職をせざるを得なくなって身を心もボロボロになってしまう人も少なくありません。
長期的にみて自分幸せになれる選択肢を考える必要があります。
異動を拒否すると解雇されるのか?
異動を断りたくと思っても、実際に解雇されてしまうのか不安になりますよね。
解雇されなくても会社に居づらくなって評価も下がり、年収が上がりづらくなってしまうかもしれませんし、今回免れてもまた異動の辞令が出るかもしれない恐怖が付きまとってしまうでしょう。
実際、適切な異動命令にも関わらず、労働者が異動を拒否し続けた場合、会社によって解雇になる可能性があります。
会社は正当な理由で会社があなたに異動をお願いしているにも関わらず、頑固に拒否し続ける場合、雇い主として懲戒処分や解雇を言い渡すことができるからです。
ただし、上司について異動を相談する場合については、拒否をするという行為ではないですし、意見が認められれば異動を避けることもできる可能性もあります。
解雇処分はあくまで拒否する行為を指します。
異動したくない理由で転職は危険?
波風を立たせずに去れるのは、今の会社を辞めて転職することです。
転職すれば自分の希望した職種に就ける可能性がありますし、自分の市場価値が認められて年収アップできる可能性も期待できます。
しかし、他にやりたいことが見つからない場合は、自分に合わない会社や仕事に就いて後悔する可能性もありますし、逆に年収が下がってしまうこともあるでしょう。
「異動したくない」という気持ちで安易に退職を選ぶと、転職活動を始めてから後悔する人も少なくありません。
異動をきっかけに退職したら会社都合になる?
異動をきっかけに退職をしたら会社都合にはなりません。
自己都合退職となるので、異動が嫌で転職をする場合には覚悟を持つことが大切です。
異動拒否での退職は、正当な理由がない限りは「会社都合」にはなりません。
会社の指示や命令を労働者(あなた)が受け入れなかったという事実があるからです。
かなり悔しいところですが、先ほども触れましたが、だからと言って諦めて転職を考えることもリスクを負うことになります。
このまま異動を受け入れても長期的にみてリスクがある、簡単に会社に異動拒否を言うこともリスクがある、転職することもリスク。
では、どうしたらいいのでしょうか?
次の項目では、1番いい方法を紹介していきます。
おすすめは転職活動をして上司と交渉すること
はっきり言うと、交渉しないで転職するのはもったいないです。
なぜなら、転職は0から自分の評価を上げないといけないですし、年収が下がる可能性もあるからです。
転職活動した上で上司に相談・交渉しみましょう。
自分の市場価値を知ることができるのでそこで認められるスキルや経験があれば会社に交渉することができるからです。
上司に相談した際に不利な条件をつきつけられても「だったら転職します」という切り札を使うこともできるでしょう。
また今転職活動をすれば、まだ退職したわけではないので会社に残る決断に変えることもできます。
勢いで辞めてしまうよりもリスクが少ないと言えます。
望まない異動の内示を受けた人のうち65%は交渉している
マイナビエージェントによると、希望しない異動の内示を受けた人のうち、会社と交渉した人の割合が全体の65%だということがわかっています。
望まない人事異動の内示を受けて、会社に望んでいないことを伝えましたか?
伝えた…65%
伝えていない…35%
引用:マイナビエージェント
希望しない異動に対して交渉した人のほうが多く、その割合も6割以上だということがわかっています。
会社にとって有益なスキルをアピールできれば、転職を止められていい条件で働き続けることができるかもしれません。
最初から諦めてしまえば可能性は生まれないのですが、望まない異動を内示された65%の人は試してみているということです。
「交渉なんてしたら、会社から冷たい目で見られるのでは?」と思ってしまうかと思いますが、それは間違いです。
なぜなら、交渉できるような人こそ会社から行動力があることを認められて評価が上がるチャンスだからです。
しかし相談した結果、頭ごなしに「命令に従え」というような融通の効かない会社だとわかったら、かえって辞めてしまったほうがいいです。
なぜなら会社の都合よく社員を扱うような環境で働いていても、将来的に幸せな生活を送れないですし、そういった会社こそ年収が上がりにくいからです。
とは言っても、上司への交渉の前に「本当に異動を断るべきなのか迷っている」、「辞めてもやりたいことがない」という人もいると思います。
その場合も、次に紹介する転職活動を始めて異動自体を断るべきなのかを冷静に判断する必要があるでしょう。
なぜそう言えるのかを説明していきます。
「異動を受け入れるか」も含めて転職活動をすべき理由
異動を受け入れるかどうか迷っている人こそ転職エージェントに登録すべきです。
なぜなら、まずは自分の市場価値を知る必要があるからです。
なぜ市場価値を知るが必要があるかというと、自分の市場価値を知ることで異動してキャリアを積んだほうがいいのか、転職してキャリアアップや年収をアップさせることができるのかを客観的に判断できるからです。
転職は、自分がキャリアアップできるチャンスです。
逆に経験やスキルが不足していると年収が下がってしまいます。
担当エージェントに希望する条件や職種を伝えて、判断するのが1番リスクがありません。
また、自分の市場価値を確認した上で上司や会社と交渉することができれば、「他の会社なら自分はこれだけ評価される」ということを伝えることができます。
逆に転職エージェントに登録後、年収や条件が合う求人が多いのであれば、最初から転職を選んで円満退職をするという選択肢を選ぶこともできます。
大事なのは、選択肢を持つことではないでしょうか。
異動を受け入れるか断るかの2択だとリスクがありますが、転職活動をすれば選択肢を増やすことができます。
勢いで仕事を辞めてしまうとあとで後悔しないためにも、まずは転職エージェントに登録して今の自分の市場価値を確認してみましょう。
おすすめの転職エージェントは、リクルートエージェントです。
業界トップなので、転職市場において信頼できる情報を得ることができます。
また、同じアパレル業界に絞って転職を目指すならクリーデンスがおすすめです。
アパレル・ファッション業界専門の転職エージェントなので他の転職エージェントでは扱っていない求人もあり、今の職場との比較がより明確にできます。
【公式サイト】クリーデンスまとめ:【納得いかない異動】人生狂わせないためにも転職活動をして交渉しよう!
納得いかな異動の内示があると、「辞めたい」と思ってしまうと思います。
実際に転職をしてキャリアアップをしている人もいますが、異動を機に転職したことを後悔している人がいるのも事実です。
後悔する人は、「年収が下がった」「入社した会社の社風が合わなかった」「人間関係に悩んでいる」と言います。
先を考えずに退職をしてから転職活動を始めると、焦って合わない会社に入ってしまい良いことがありません。
もし異動の時期まで猶予がないなら、すぐに転職エージェントに登録し、市場価値を知ってから今後について考えたほうがいいでしょう。
行動を起こすことで、逆に今の会社のほうがよく見えることもあるかもしれません。
後悔しない選択をするためにも、自分の市場価値を知ってから動くようにしましょう。
すぐにでも仕事を辞めたいという人は、最短で仕事を辞める方法があります。
退職を1ヶ月前に言うのは遅い?OKパターンとNGパターンを紹介!で紹介しているので、参考にしてみてください!
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