新型コロナウイルスの影響から、在宅ワークやリモートワークを取り入れていた企業も増えてきました。
一方、接客業や販売職など、サービス業で働いている人にとっては、出社して働くことがいまだに当たり前になっていると思います。
常にコロナの感染リスクと隣り合わせで、シビアになったお客様対応にも疲れ、このまま働き続けることへの不安を感じる人も多いです。
新しい仕事を考えたとき、リモートワークや在宅勤務が可能な職種への転職は、自然な流れだと思います。
この記事では
- 在宅ワークは、どんな職種があるのか?
- 未経験での転職は可能?
- 在宅勤務が可能な職種に転職する方法
について紹介していきます。
contents
「テレワーク」「リモートワーク」「在宅ワーク」の違いを簡単に
新型コロナウイルスの流行を機に、新しい働き方として「リモートワーク」「在宅ワーク」などという言葉がよく使われます。
まずは簡単に、それぞれの意味の違いについて整理しておきましょう。
「テレワーク」と「リモートワーク」は、さほど意味は変わりなく、どちらも「会社以外で仕事ができる働き方」のことです。
テレワークのほうが、言葉としては先に作られた背景があります。
一方、「在宅ワーク」は、会社以外で仕事ができるという点は同じですが、仕事をする場所が「在宅」に制限されている点に明確な違いがあります。
- テレワーク・リモートワーク→会社以外で仕事ができる働き方
- 在宅ワーク→在宅で仕事ができる働き方
基本的には、3つとも「会社以外で働くことができる」という共通点があります。
在宅ワークに向いている3つの職種
仕事が家でできる、在宅ワーク。
在宅ワークには、具体的にどんな職種があるのでしょうか?
簡単なデータ入力の仕事から内職を始め、パソコンを使った専門的な仕事が基本です。
最近では、事務職やオペレーションの仕事も在宅ワークが可能な場合もあり、自分に合った働き方を選ぶことができるようになりつつあります。
また在宅ワークの広がりから、プログラマーやシステムエンジニア、デザイナーなどの専門的な知識やスキルが必要な仕事を目指す人が増えています。
ここでは、その中でも未経験から目指しやすい職種を紹介。
ライター
文章を書いてお金をもらうのが、ライターの仕事です。
企業でライターとして働く方法は、2つ考えられます。
- 取材をして執筆する
- 会社のブログの記事を作成する
どちらも正社員としての転職が可能です。
会社のブログ執筆なら、ライターとしての経験が必要かは、採用基準はさまざまです。
ライターとして働くためには、ある分野に特化している人が有利です。
たとえば、以下のようなことが挙げられます。
- 料理に詳しい
- 旅行に詳しい
- 英語学習に詳しい
書ける分野が多ければ多いほど、仕事の案件をもらうことができます。
ライターを目指すメリットは、スキルを身につけることで将来の働き方が自由になるということ。
自分の興味があることや、好きなことを書いてお金を稼ぐことができる点です。
向いている人
文章を書くのが好きな人、将来フリーランスとして働きたい、文章スキルを上げたい人
ライターへの転職方法
ライターの仕事は実力を求められるので、本業にするなら実績作りをしたほうが条件のいい求人への応募ができるかもしれません。
まずは「書く」ということに慣れるためにも、クラウドソーシングで実績を積むことが必要になります。
私は実際に行ったことはありませんが、同じクラウドソーシングの中でも有名なところを選んで実績を積んだほうが、企業へのアピールに効果的だと思っています。
ランサーズは、日本最大級のクラウドソーシングサイトなので、ライターとして経験を積みたい方にはおすすめです。
まずは登録してみて、「自分にできる仕事がないか」探してみることがライターへの1歩に繋がります。
案件には、「経験のある職業・仕事内容についての口コミ投稿の仕事」などもあり、比較的挑戦しやすいテーマなのではないでしょうか。
企業には就職せず、ランサーズで案件をもらって20万円を稼いでいるフリーランスの方もいらっしゃいます。
自分のスキルや経験を売って、自由に仕事がしたい人におすすめの働き方です。
コールセンター
新型コロナウイルスの流行をきっかけに、今までのコールセンターの仕事が在宅でできるようになっている企業もあります。
私自身、コールセンターの職種を経験しましたが、業務に慣れてしまえばあとは自分のペースでできる仕事です。
もちろん、お客様からの問い合わせで対応が必要になりますが、それ以外の部分では1人で仕事ができる、というのがメリット。
わからないことはチャットやメールなどで上司に相談、という流れで、イレギュラー以外は在宅で仕事がしやすい職種の1つになるかもしれません。
未経験でも正社員としての募集があるので、まずは転職後に研修や現場で業務に慣れ、いずれ在宅ワークを叶えるというステップになるかと思います。
いきなり在宅ワークになってしまうと、わからないことがすぐに聞けないデメリットもあるので慣れてからのほうが自分も安心です。
向いている人
お客さま対応の経験がある人、人の役に立ちたい人、問題解決が好きな人。
コールセンターは「相手の問題を解決してあげたい人」にとって、とてもやりがいのある仕事です。
一方で、「電話は相手のペースに合わせなければいけない」というデメリットもあり、ストレスがたまりやすい仕事でもあります。
自分なりのストレス発散法を持ったり、お客様からクレームがあっても割り切れるメンタルを持つことが大切です。
慣れれば基本的には1人で進められる仕事ですが、何か困ったときに周りに助けを求められるスキルが必要になります。
コールセンターへの転職方法
お客様対応の仕事なので、接客や販売職などの経験がある方が有利な仕事です。
もちろん、コールセンター経験がある方も転職しやすいでしょう。
接客経験があり、コールセンターは未経験という方は、同じお客様対応でも電話でのコミュニケーションに慣れる必要があるかもしれません。
私自身は、言葉だけで伝えるスキルの取得に少し時間がかかりました。
コールセンターを目指す方は、会社の研修や教育体制など、業務に慣れるまでのステップをあらかじめ確認しておくと、入社後も安心できると思います。
関連記事:コールセンターは難しい?人の心を読み取れない人は大変【実体験】
ブログ運営
世の中に需要があることをトピックにして、自分なりに考えや意見を書くこと、そしてそのウェブサイトを自分で運営することが仕事です。
安定してお金が入れば、在宅での仕事が可能になります。
ただ、Googleの検索アルゴリズムによって、ブログの訪問数が変動してしまうリスクもあり、今後ブログ1本で食べていくのは難しいでしょう。
YouTubeやSNSとの掛け合わせを意識していけば、ブログで稼ぐこともまだ可能性として残されています。
こういった仕事という視点だけではなく、私自身がブログを運用していて感じるのが、自分のサイトを育てていく感覚がとても楽しいということ。
そして
- 好きなことを発信でき、必要な人に見てもらえる
- 何かを極めたいとき、ブログを活用して知識をアウトプットできる
などのメリットがあり、自分の成長や人生の豊かさにも繋がっています。
向いている人
継続できる人
ブログ運営の方法
サイトを作る、というと難しそうな印象があるかもしれませんが、ブログ自体は簡単に作ることができます。
はてなブログやAmebaブログなどの無料で使えるブログ、その有料版、自分でレンタルサーバーを借りて運営するタイプのブログがあります。
その中でも私がおすすめするのが、自分でレンタルサーバーを借りて、運営するタイプのブログです。
自分のブログを持つことで、投稿した記事がすべて「自分の資産」になります。
ブログを作るためには、まずはレンタルサーバーの契約が必要です。
その中でも私自身も使っている、 【ConoHa WING】 がおすすめ。
ブログの運営に必要な
- レンタルサーバーの申し込み
- ドメインの取得
- WordPressのインストール
- テーマのインストール
などが全てまとめて行えるので、【ConoHa WING】 に契約するだけで簡単に自分のブログを作ることができます。
関連記事:副業でブログを始めるメリット・デメリット【始め方も詳しく紹介】
在宅勤務のメリット
在宅勤務のメリットはすでに知っている方もいると思いますが、ここで改めて確認しておきたいと思います。
自分がなぜ在宅ワークをしたいと思ったのかをここで確認するためにも、見ていきましょう!
通勤が必要ない
本来であれば必要な通勤が在宅ワークなら、必要ありません。
通勤ラッシュに巻き込まれることがないためストレスフリーで働くことができます。
人との関わりが少なくてすむ
会社に行けば、少なからず職場の人とコミュニケーションが発生しますが、在宅ワークであれば業務に関わる最低限の連絡だけですみます。
職場の人間関係に悩むこともなくなるでしょう。
仕事によっては自分のペースで進められる
上司からいきなり仕事を頼まれることも少ないので、自分が抱えている仕事内容だけを自分のペースで進められるのがメリットです。
私の場合、集中しているときに人から声をかけられるのが苦手なため、在宅ワークに昔から憧れていました。
在宅勤務のデメリット
在宅ワークは通勤がなく自由な面がある一方で、働き方の特徴から生じるリスクやデメリットも存在します。
事前に知っておくことで、働き方のリスクを軽減しておきましょう。
自分の性格を考えた上で在宅ワークを選ぶことができれば、理想の働き方が叶います。
自己管理ができないと厳しい
在宅勤務だからといってサボれるわけではなく、仕事が楽になるわけでもありません。
むしろ会社と同じ働き方をしなければいけないので、自己管理が大事です。
不規則な生活にならないことを前提に、自分で予定を決めて達成させる能力(仕事は出社時間や終業時間が決まっているため)、体調管理も必要になります。
時間があるのでいつでも食べたり飲んだりできる上、自分に甘いと仕事が間に合わなくなってしまうこともあるかもしれません。
仕事が終わるまでが仕事
接客業や販売職だと営業時間が終了すれば勤務が終了ですが、在宅勤務の場合は仕事を完結させることが前提です。
期日を設定して自己管理する能力が必要なので、事務処理能力を身につける必要があります。
公私のけじめがつけにくい
会社であれば時間で区切ることができますが、在宅の場合はリラックする場所と仕事部屋を別にするなどの工夫が必要になります。
人によっては公私のけじめがつけにくいため、逆にストレスを感じやすくなるかもしれません。
在宅ワークを始めるために必要なスキル
在宅ワークを叶えるために必要なスキルは、「パソコンスキル」です。
私が考えている必要なスキルは、以下の3つです。
- タイピング
- 基礎的なパソコン操作
- 基礎的な電話応対やメール対応
2に関しては、会社がどんなソフトウェアを使用しているかにもよりますが、研修を受ければ慣れることができます。
3に関しては経験値を上げていくことが大事です。
私が接客業からコールセンターに転職した際に苦労したことは、タイピングでした。
電話対応の在宅ワークであれば、「話をしながらパソコンで顧客データ入力をすること」が必要になります。
慣れるまではメモを取っていましたが、それでは二度手間になるので、タイピングに慣れておいたほうが仕事が効率的です。
在宅ワークの仕事を目指していて、パソコン初心者の方は、今からタイピングの練習をすることをおすすめします。
ブラインドタッチに慣れていれば、電話応対の仕事は早く慣れることができますよ!
最短でパソコンスキルを身につけて就職先を探すなら、などのパソコン教室に通うのも1つの方法です。
自分に合う仕事を選ぶ方法
ここでは、在宅ワークを選ぶ方法を紹介していきたいと思います。
自分に合う在宅ワークの見つけ方を具体的に見ていきましょう。
1、経験が活かせる仕事か
転職では、経験が活かせる仕事のほうが給料が高くなる可能性が高いです。
なぜ給料が高くなりやすいかというと
- 接客業経験があるなら電話対応の仕事
- 事務職経験があるなら事務職の仕事
- 得意な英語を活かしてライターとして働く
というように、未経験からスタートさせるよりも、経験を活かせたほうが質の高い仕事ができるからです。
質の高い仕事を提供したほうが企業は価値を感じ、報酬を支払ってくれます。
たとえば、ライターとしては未経験でも、販売経験を活かして商品の紹介をする記事を執筆することはできるというように、仕事の中で経験をうまく活かすことも可能です。
このような場合、職種未経験でも得意な分野を企業にアピールすることで、自身の経験や強みを活かすことができますよ。
2、準備期間がどのくらい必要か
「どのくらい準備期間を設けて在宅ワークを叶えるか」という視点も大事です。
いま接客業をしていて、在宅ワークでは顧客対応をしたくないという方の場合、データ入力や事務職の仕事で在宅ワークを始めるとします。
タイピングが早くできるようになること、パソコン操作に慣れること、プラスして在宅ワークが可能になるまで企業で働く期間を考えると、早くて半年、長くて1年くらいはかかるでしょう。
最短で在宅ワークを叶えたいのか、それとも期間は多少かかっても仕事を選びたいかによっても変わってきます。
販売職からコールセンターへの転職の場合、正社員としての転職が叶う可能性はありますが、在宅ワークまでには時間が多少かかるかもしれません。
仕事内容を優先したい場合には、求人情報から在宅ワークまでに、「どのくらい期間がかかるのか」を事前に確認しておくことが大切です。
さいごに
在宅ワークは一見、通勤も必要ないため自由そうに感じますが、デメリットもあります。
在宅ワークが可能になった今、働き方だけで仕事を選ぶことは短期的にはいいかもしれません。
専門的な仕事でなければすぐに始められる一方で、スキルや実績に繋がらない仕事もあります。
新型コロナウイルスの流行で、将来が不安になることもあるかもしれませんが、今後のキャリアを見据えた上で仕事の選択をしていきましょう。
長い目で自身の働き方を叶えるためには、キャリアプランを考えて慎重に職種選びをすることが大切です。
在宅ワークが叶う仕事はここで紹介した以外にも、あなたの強みを活かして選べる可能性もあります。
まずは、転職エージェントなどを通じで視野を広げてみることもおすすめです。
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おすすめのポイント | 独自に分析した業界や企業事情の提供が面接で役立つ |
特徴 | 転職支援実績No.1 |

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おすすめのポイント | 転職者の強みや人柄を企業にアピールできる支援が手厚い |
特徴 | 転職者満足度No.1の実績 |

転職者はこれまで自分でも気づかなかった隠れた強みを知ることができ、どのような仕事が合うのかを客観的に知ることができます。
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おすすめのポイント | 適性検査で自分に向いている仕事に出会える |
特徴 | 20代専門の転職エージェント |